絞り加工 / 金型製作 / ワイヤーカット / 六角穴加工
材質:鉄(板厚3.0㎜)
今回ご紹介するのは、「角型の深絞り加工」
これももちろん1枚の板からできています。
角型の深絞り加工は、カドの部分への力の掛り具合が均一ではないので、絞り加工の工程で破れたり、しわが寄ったりするトラブルが起きやすく、丸型より難しい形状とされています。
実は脚の先端までの深さで絞ってからカットしています。
写真のサンプルは電子機器の内部部品のケースとして作成いたしました。
材料は板厚0.3㎜の鉄
20.5mm×33.0㎜の角型をベースに、太さ1㎜の脚が4本。
側面にバーリング(立上り)のついた丸穴と、三角形のダボ(突起)がついています。
★注目ポイント★
①角型の絞り加工。カドの形状の仕上がりがきれい。
②角型にした後、横に穴や突起を加工している
③更に丸穴には立上りがついている
④角型にしてから脚を作成。曲がったりよれたりしていない細い脚。
金型設計・製作~プレス加工まで弊社で行いました。
月に1000個程度のプレス加工という、まさに少量多品種のもの。
今は生産していない製品ですが、この技術いろいろな事に応用できそうです。
例えば、今よく目にするデバイスやセンサーを組み込んだIoTなどのシールドケース、大事なパーツを収納する容器、インテリアの照明用ボタンスイッチなど…いろいろ考えちゃいます。