ワイヤーカット加工

ワイヤーカットの基礎知識

ワイヤーカットとは
正式には「ワイヤー放電加工」と言い、真鍮などのワイヤー線に電流を流し加工物との間で発生する放電によって切断する機械です。糸鋸のような加工に見えますが、放電による溶断のため実際は非接触で切断しています。
可能な材質
導電性の材料であれば加工可能です。材料の厚さも問わず、超硬材や熱処理後でも加工できます。
加工の特性
薄板の切断でも高精度で複雑な形状の加工が可能です。上下のワイヤー線を設定することでテーパー加工もできます。しかし加工の特性上、貫通していない形状は加工できません。
1. ワイヤーカットは2台体制。多量生産・高度な加工・お急ぎもストレスなくお受けできます。
【C軸付でできること】
C軸とは回転軸のこと。ワークを回転させながらXY方向で切ることができますので、角度の精度が欲しいもの、円筒形の側面穴加工などができます。
平面の異なる加工もワンチャックでできる利点があります。

【FANUC α-C400iCでできること】
リニアエンコーダーを搭載し、より安定した精度を確保できます。
ワイヤー線径φ0.1での加工も可能です(最小インコーナーR0.0.5)
2. 自社で治具を製作。二次加工や量産もお任せください!
【二次加工】
クランプしにくい形状も治具を作って加工します。小さいワークでもしっかり精度を出します。

【量産】
治具の製作により、確実な精度でかつスピーディーな量産加工も可能となります。極薄の材料は積層加工できる治具を製作し高精度な加工をいたします。ホンママルチチャックも所有しておりますので、量産加工も精度良くできます。
Q .依頼する時に必要な物は何ですか?
図面をお送りください。加工形状や材質・数量などの条件を考慮しお見積もりをお出しします。